レンタルサーバー選びのコツ
共用サーバー、専用サーバー、仮想専用サーバーなどレンタルサーバーを選ぶ際は、サーバー事業者、サーバーの種類、料金、付属サービスなどで非常に多くのプランが用意されている。
そうした中から、あなたの目的に応じた最適の事業者やプランを選び出すための予備知識を紹介します。
1 初期費用0円はお得か
○ 初期費用0円のサービスを見かけることがあるが、サーバー事業社からすればどこかで初期費用分を回収しなければいけない。そこで、ほとんどの場合、「初期費用0円」のサービスは、月額費用が高めに設定されており、長期間の利用で回収しているのだ。レンタルサービスの一般的な利用期間が1年以上であると考えれば、初期費用を計上しなくてもペイできるという計算だ。
2 共用サーバーは、どの価格帯がよいか
○ 共用サーバーでは、3割が「2,000円以下」であり、低価格なサービスが全体の約1/3程度を占めている。一方、専用サーバーでは、「30,000円~50,000円」と「50,000円~100,000円」がそれぞれ3割。仮想専用サーバーでは、「5,000円~10,000円」と「15,000~30,000円」の2つで半数以上を占めている。
○ このボリュームゾーンは、レンタルサーバー業者の競争が激しいことを意味する。したがって、ユーザーを獲得するため、様々なサービスも搭載されている価格帯もこのゾーンになるわけである
3 費用総額を基準に判断する
○ MovableTypeの標準サポートやSSLへの対応、ECサイト構築のためのショッピングカートやクレジットカードの決済代行サービスなど、特定の条件がないのであれば、最低利用期間を設定し、その期間の費用総額を比較するのも1つといえる。
○ 共用サービスでは、30万円未満のサービスが7割以上を占める。専用サーバーでは、200万円以上が半数近くとなるが、100万円~200万円という範囲でも3割程度ある。仮想専用サーバーでは、50万円~100万円という範囲が3割占めるが、50万円未満を合わせると4割以上となることから、この価格帯も狙い目といえる。
4 「お試し期間」や「一定期間返金保障」と「基本サポート」
○ 「お試し期間」は、契約前に一定期間、無償でサーバーを利用できるもの。「一定期間返金保障」は、契約後でも一定期間内であれば、返金により支払った額を取り戻せるもの。
○ 「基本サポート」は、問い合わせやトラブル発生時の対応である。トラブルの電話受付時間や土日の取り扱いなども確認しておくべきであろう
5 意外と見落としがちなサービス開始までのリードタイム
○ 見落としがちなのが、契約完了からサービス開始までに要する時間である。
○ 一般にユーザーは契約が済めば即座にサービスが利用できると思いがちである。特にサーバーの乗り換えの際は、注意しておきたい。
○ 共用サーバーでは、2日未満、3日未満で半数を占めるが、2週間以内としているところも約2割ある。専用サーバーでは、1週間未満と2週間未満の2つで約6割だが、それ以上というサーバーも3割以上占める。仮想専用サービスでは、3日までで7割を占める。
6 データのバックアップ
○ 共用サーバーでは、ユーザーによる復旧用とは異なり、半数近くが無償でバックアップサービスを提供している。専用サービスや仮想専用サービスでは、「無料」「有料」の双方を合わせると半数程度がバックアップサービスを提供している。
○ HDD(ハードディスクドライブ)のクラッシュは、その頻度は別として起こり得ることである。それにもかかわらずバックアップサービスがないということは、データの保全をユーザー自身が行う必要があるといえる。
7 マルチドメインを利用したい
○1台のサーバーで複数のドメイン名を利用したいという場合もある。こうした場合には、契約前にマルチドメインが利用可能かどうかを確認する必要がある。サーバーの中には、サービスを公開していないものもあるため、ウェブのFAQや問い合わせにより確認することになる。
8 ディスク容量
○ 結論からいえば、使用できるディスク容量は多ければ多いほどよい。ただし、共用サーバーでは、この容量によりコース分けがなされ、ディスク容量の割り当てが多いほど費用も高くなる。
○ 割合としては、1GB以上が3割を占める一方、300MB未満が4割を占めている。
○ 特定商品のスペシャルサイトやキャンペーンサイトとして、使用するだけであれば300MBでも十分だが、ブログやSNSなどのCGM系サイトとしては容量が不足するかもしれない。
○ MovableTypeを使用する場合、システムデータもこの領域に格納することになるので、300MBという容量は決して十分であるとはいえない。
9 データベースの使用
○ データベースを使用するのであれば、使用予定のデータベースがサポートされているかのチェックが必要である。
○ MovableTypeをサポートしているサービスであれば、データベースが使用できないということはないはずである。確認はしておくべき。
○ 共用、専用、仮想専用の全体では、6割以上がデータベースを使用できるが、MySQL, PostgreSQLが大半を占め、それぞれ8割、5割を占める
(参考文献「レンタルサーバー完全ガイドvol8」㈱インプレス発行)
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